●「障害者制度改革」埼玉セミナー第1回報告
2月13日「障害者制度改革」埼玉セミナー第1回報告
昨年10月30日日比谷公園野外音楽堂で長妻厚生労働省大臣が「障害者自立支援法の廃止」を明言してから、4カ月がたった。「その後はどうなるのか?」これが私たちの大きな関心事だった。
社団法人埼玉障害者自立生活協会と埼玉障害者市民ネットワークが共催した表記セミナーは、時宜を得て、朝霞市産業文化センター3階ホールは、身動きもままならないほど聴衆を集めた。参加者の耳目は尾上浩二氏(DPI事務局長)の講演に集中した。尾上さんは1月12日にスタートした「障害者制度改革推進会議」の障害者委員の一人で、いわば、時の人だ。
尾上さんは生い立ちから話し始め、入所施設での小学生時代の体験が「脱施設」を主張する今につながり、また「設備改善要求するな、先生の手を借りるな、友達の手を借りるな」と念書を書かされて入学した中学校体験が「差別禁止法」を求める今につながっているとのことだった。